メリッサ
2003年の9月26日にリリースされた、12枚目のシングルです。4ヶ月連続シングルの第2弾。収録曲全てが名曲。特にカップリングの曲はアルバムには未収録です。もったいないなぁ。カップリングベスト発売して、収録してほしい。ちなみに、ジャケットのイラストは、晴一によるもの。絶妙に、なんとも言えないイラストが、癖になります。ふかわりょうのシュールなギャグを見せられたような、あとからジワジワくる感じがたまらん。
1. メリッサ
作詞:新藤晴一 作曲:ak.homma 編曲:ak.homma、ポルノグラフィティ
アニメ「鋼の錬金術師」オープニング・テーマです。前作までの「渦」「音のない森」などの、主にポルノファン向けのシングル曲とは違った、万人受けする曲ですね。サビの「きーみのってっでーーー!」を聞けば、一発で、本間さんの曲だと分かるキャッチーさ。晴一の詩的な歌詞。それに人気アニメのタイアップともなれば、当然、ヒットしますよねー。実際、大ヒットしました。
イントロのベースのフレーズが、印象的でカッコいい。Tamaが弾いていた頃が、懐かしい。ちなみに、「メリッサ」という言葉は、晴一が辞書で偶然見つけた言葉だとか。響きがいいので、採用したらしいですw
当時、「Mステ」で、六本木ヒルズ森タワーのビルの屋上で歌い終わった後に、ちょうど雲から満月が見えたのは、伝説。ちなみに、リアルタイムで観てました。もはや、自然をも操るポルノ。当時の勢いが伝わってきますよねー。1番のBメロの歌詞「そして一番高い所で置き去りにして優しさから遠ざけて」が特に好きです。なんか、ビルの上っていうMステのシチュエーションに合ってますねw
君の手で切り裂いて このくだらないブログの記憶を♪ しょうもない俺の息の根を止めてくれよ♪ さあ クソに焦がれた俺を貫け~~♪
2. 見えない世界
作詞:岡野昭仁 作曲:岡野昭仁 編曲:ak.homma、ポルノグラフィティ
少年の心の変化を描いた、昭仁作詞・作曲の曲。「こういう曲をこれからも歌っていかなければ」みたいなことを、当時の昭仁が言っていました。当時、高校1年だった僕にも、なんとなく分かる内容で、当時はあんまり好きじゃなかった曲です。今になっては、逆に、歌詞の意味が突き刺さって好きですねー。(マゾか!) 2003年リリースなので、もう、14年前の曲か。どうりで、自分がおっさんになるわけだわー。
ギターソロから、ラストのサビに入る前の大サビの部分 (想像を超えた現実に~♪) が特に好き。現在のA面の昭仁の作曲センスも好きなんだけど、昭仁の曲は、カップリングでこそ輝くと思っています。そんな感じをもろに感じることができる曲ですね。
3. 月飼い
作詞:新藤晴一 作曲:Tama 編曲:ak.homma、ポルノグラフィティ
月をテーマにした曲。ちなみに、このシングル収録の3曲の歌詞には、全部「月」が登場するという、こだわりよう。ポルノファンには、隠れ名曲として知られています。Tamaの癖になるメロディに、晴一の詩的な歌詞。ポルノの真髄とも言える曲です。個人的に、Tama曲はどれも好きなんだけど、特に5本の指に入るくらい好き。
Aメロの歌詞は、短編小説を読んでるような気分になれます。そこから雪崩れ込む、サビの開放感も最高!ポルノにしては珍しいイントロやAメロ、Bメロのリフが良い。個人的に、ポルノ最強の布陣で作られた曲ですね。この曲を聴くために、シングル買ってもいいくらいの出来です。